▼この記事について
この記事はスーパーロボット大戦K主人公ミスト・レックスがどんな御方なのか考える記事です。
今回はスパロボK序盤について色々と書いてあります。
▼ミスト・レックス氏のことはミストさんと呼称する
何故かって?
ミストさんだから、です。
▼悪口は言いません
むしろ褒めます。
▼スパロボK未プレイの方へ
ネタバレ有り。
分からないオリジナル用語は以下参照。
スパロボK オリジナル用語集(ネタバレ満載)
スパロボK オリジナル用語集 メカ編(ネタバレ満載)
ミストさん、惑星アトリームと惑星ベザードにて頑張る。
詳しくは前回の記事「惑星アトリーム防衛隊&ベザード自警団編」参照。
ミストさん、転移に巻き込まれる。
↓
(1話~4話 地球その1)
ミストさんが地球その1に流れ着き、ダンナーベースで働く。
2ヶ月後、ゴーダンナー組、マジンガー組、鋼鉄神ジーグ組と共に戦う。
アンジェリカとも再会。
イスペイルの策略により、地球その2へ飛ばされる。
↓
(5話~9話 地球その2)
キンゲ組、ガンソ組、ゾイド組と共闘したり別れたり。
何故か紫雲統夜もひょっこり登場、これがスパロボ学園のフラグだったのかもしれない。
ヴェリニーの策略により、ダリウス界へ飛ばされる。
↓
(10話、11話前編後編 ダリウス界)
シェルディアが仲間になったり、何故かザイリンさんと戦ってエヴォルトしたりする。
○○○○○の手により、今度は月へ飛ばされる。
誰に飛ばされたかは終盤明らかになる。
↓
(12話前編後編 月)
この月は地球その1と同じ世界。
ダンガイオー参戦、ハッター軍曹のゲスト参戦。
ギル・バーグの策略により、地球その1の太平洋に飛ばされる。
↓
ミストさん2 名言のバーゲンセール編に続く
■地球その1編
▼見知らぬ星での3日間
ミストさんは慎重に行動した。
地球の人から見ればミストさんは宇宙人。
監禁、人体実験などの可能性があるから記憶喪失と嘘を付いてでも身を守らなきゃならない。
万一、大量殺戮兵器でお互いを滅ぼす為の戦争をするような野蛮人だったりしたら大変だもんね。
普段の行いが功を奏したのか、ハラペコで倒れたところをダンナーベースで保護される。
ついでにダンナーベースに見習いとして就職。
しかも住み込み、すばらしい職場。
ミストさんには世界同時不況なんて関係ないらしい。
▼第1話、うっかりミストさん
頼まれたスクラップの片付けをうっかり忘れる。
ネックレスの入ったケースを整備仕事した汚い手でうっかりと触ってしまう、でもネックレスは無事だった。
ついでにうっかり自転車盗難。
▼記憶喪失を装う、とても深い理由
1話戦闘後に葵博士に隠し事がないか尋ねられた時、ミストさんは特に何も言わなかった。
ミストさん(猿渡さん、すいません。今、俺の正体を知られるわけにはいかないんで…)
所属不明の人型兵器に乗っていたんだからまともな人間じゃないのは明白。
ここでは記憶喪失を装う理由が無いと思う。
むしろアトリームとベザードが謎の敵(イディクス)に破壊された事を考えれば、可能な限り早く謎の敵の事を伝えるべきだったはず。
ミストさんが地球に流されたのだから、謎の敵も地球に来る可能性も十分ある。
ベザードでは「ヤツらが来るかもしれないからベザードのみんなと戦う準備をした」とか。
ミストさんが地球でそれをしなかった理由は不明。
ミストさんの明晰博学天才な考えは凡人の私には到底理解できないようだ。
■地球その2編
▼転移後、ミストさんは正体を明かす
ミストさん「自分の正体を隠しているのが辛かった。本当の事を言ったらダンナーベースを追いだされるんじゃないかと思って黙っていた」
これが記憶喪失を装った真の理由。
これだけでは仲間を信用しないダメ人間に見えるが、ちょっと事情がある。
・ベザードでのミストさん
大怪我しているところを助けられ、シェルディアの家で居候していた。
居候(いそうろう):他人の家に世話になり、ただメシ食わせてもらう事
・地球でのミストさん
空腹で倒れている所を助けられ、住み込みの職場も紹介してもらった。
働く:汗水流して対価をもらう事
親切星人ベザード人に比べ、優しさが劣る地球人。
警戒するのも当然なんですね。
▼当たった予感
転移させられた直後の今回の転移とアトリームを襲った敵との関連性についての会話。
「ミストさん嫌な予感がするんだ。あいつらと2度戦った俺がいうんだ。この予感は信じていいと思う」
↓
色々と話す。
↓
アンジェリカ「あいつらの事、もっと詳しくみんなに話しておいた方がよくないかしら?」
ミストさん「いや、もう少し様子を見よう。俺の予感だけでみんなを混乱させたくない」
惑星ベザードではその予感で惑星1つまるごと混乱させたのに、用心深くなってしまったミストさん。
▼自らを犠牲にする事も厭わない、驚きの優しさ
グローリアに物資の買い出しに行くお話。
出かける前にローザ副長に「目立つ行動は控えるように」言われる。
大空魔竜にはこの地球の金が無いという話を聞いたミストさん。
アンジェリカの制止を聞かず、賞金目当てにB-1グランプリにレヴリアスで飛び入り参加する。
華麗に5人抜きして決勝進出し、町中で話題になるが決勝でプリシラに負ける。
罰としてトイレ掃除1ヶ月を言い渡される。
この話だけを見ると、ミストさんが単なる馬鹿にしか見えない。
だが、これにはちゃんとした理由がある。
この話はガンソードの味方キャラが総登場するが、彼らの言動行動が無茶苦茶になっている。
自ら愚かな振る舞いをする事により批判を自分に向けさせて、ガンソードのキャラ達を守ろうとしたんだよきっと。
さすがにミストさんは一味違う。
▼命のやりとりをした人でも助ける度量
ゾネットにて。
さっきまで「そうか。ならば死ねっ!」とか言って戦っていたヤッサバさんが倒れていたので助ける。
ミストさんとは何度も祝福アタックコンボLv3で撃墜したりされたりした間柄。
ミストさんは防衛隊時代「助けられる命は敵でも助ける」と教わったそうな。
世話になった人への恩返しは大切ですね。
▼第9話「カメエエエエェェーーーー!!」なイベントにて
レッゲルを手に入れるために立ち寄ったミロード村にて。
ミスト「そんなこと言ったら俺だって2連敗ですよ!」
リー「えっ?」
ミ「俺なんて、自分の生まれた星と、1年間世話になった星…。二つの星を守れなかったんだ」
アンジェリカ「ミスト…」
ミ「そりゃ、2度も負けた相手には苦手意識があるかもしれない。でも何度負けたって…」
「次は絶対勝つんだって、立ち向かってこそ、男でしょ!しっかりして下さい、リーさん!」
リー「いや、ダメだ。やっぱ俺、限界だわ」
「住んでた星を2度ぶっ壊された」なんて高レベルな事言われてついていける人はそんなに多くないですよミストさん。
■ダリウス界
▼転移二回目直後の会話
ダリウス界に転移させられた直後(9~10話)。
アンジェリカ「ねえ、ミスト。そろそろキャプテンに相談してもいいんじゃないかしら」
ミストさん「…そうだよ!もう、俺達だけで悩む必要はないんだ!」
10話冒頭の会話でようやくガリス艦長に謎の敵(イディクス)について報告。
サコン先生にレヴリアスとセリウスの交戦データを分析してもらうことになる。
動力源、ゲート関連の解析は地球その2でやってもらった。
もっと早く報告していれば謎の敵と遭遇した時、戦うことができたんじゃない?
ひょっとしたら転移の対抗策を用意できたんじゃない?
なんて考えてしまうのはきっと私が素人だからなんだろう。
戦闘のプロであるミストさんにはきっとすごく深い考えがあったんだろう。
▼シェルディア登場イベント
シェルディア「サスページ将軍!デビュー戦からゴメンナサイ!ボク、ダリウス軍やめます!」
サスページ「な、なにっ? 貴様、裏切るつもりか!」
シェルディア「ボクは元々ダリウス軍なんて嫌だったんだ。生きていくために仕方なく入ったんだもん!」
サスページ「き、貴様…」
シェルディア「お世話になったご恩はアダで返しますから! それじゃ!」
サスページ「クフフフ… 馬鹿な娘ですねえ…」
シェルディア「…え?」
サスページ「こんな事もあろうかと、その機体には細工をしておいたのですよ」
シェルディア「細工?」
サスページ「その機体を、ゼルガイアーからコントロールできる装置を取りつけてありましてねえ…」
「残念ながら、君の思い通りには動かせないんですよ」
シェルディア「嘘…? 何でそんな事するの!?」
サスページ「戦闘メカ持参の志願兵なんてうさん臭くてしょうがないですからね…。 手を打っておいて正解でした」
スパロボで敵キャラがこちらに寝返るのは以下の場合が大半
・人質を取られてたが人質救出成功
・洗脳されてたが解けた
・自分の信念と軍の方針が完全に違えた
・家族、恋人、友人の粘り強い説得
そして今新たなパターンが加わった。
NEW→「彼氏があっちにいたんで裏切りますサーセンwwwww」
さすがシェルディア、スパロボの伝統をいきなり覆してしまった
ミストさんと同棲していただけのことはあるぜ。
▼アンジェリカにエルリック隊長の最後を伝えるイベント
ミストさんはエルリック隊長が死んだことはアンジェリカに伝えたが、特攻したことは黙っていた。
アンジェリカは初対面のシェルディアから隊長が特攻したことを聞く。
それに対してミストさんは「馬鹿! 余計な事言うな!」とシェルディアを叱責。
アンジェリカは激怒して「ミストの嘘つき!もうあなたなんて信じられない!顔も見たくない!」とミストに言い放つ。
シェルディアは「どうしたんだろ、あのふたり…」とつぶやく。
ミストさんは本当の事をアンジェリカに話すが、まともに聞いてもらえず。
カルメンの仲裁でアンジェリカはちゃんと聞く気になった。。
ミストさんは
「話して険悪になるのが嫌だった」
「最初から本当のことを言えばさっきみたいにすごく怒っただだろ」
「隊長は立派だった」
と弁解する。
アンジェリカもその言葉で納得し
「…ごめん、ミスト。 しばらくひとりにさせて…」
何故かアンジェリカが謝る。
あくまで推測だが、3人の心境はこんなんだった思われる。
アンジェリカの気持ち
「お父さんのことを無関係のシェルディアには教えたのに、娘の私には教えなかった」
「再会から何日も経っているのに本当の事を話さなかった」
シェルディアの気持ち
「ボクに話したんだからアンジェリカにも話したと思った」
「ミストから聞いていた人、同じ家族を亡くした同士仲良くなれるかもしれない」
ミストさんの言った言葉
「馬鹿! 余計な事言うな!」
「険悪になるのが嫌だった、言えば怒っただろ」
ミストさんがこの時何を考えていたのか、私には理解できない。
もうこの人の思考レベルはいろんなものを超越していらっしゃるようなので。
■月にて
▼アンジェリカvs.シェルディア 第1ラウンド
アンジェリカとシェルディアの会話を一部抜粋。
シェルディア「ミストが教えてくれたのは、あいつらとの戦い方と胸のときめきだけだよ…」
アンジェリカ「シェルディア。今は任務中よ。そういう話は謹んでちょうだい」
シェルディア「は~い。わかりました、お姉さま」
アンジェリカ「私の事をお姉さまなんてよばないで。 あんまりふざけてるようなら、任務からはずれてもらうわよ?」
シェルディア「何だよ、場をなごませようと思って言っただけなのに!」
「だいたい何であなたが仕切ってるの?ミストよりあなたの方が偉いわけ?」
アンジェリカ「そうよ。基本的に、ふたりで行動する時は私が指揮を執ることになっているの」
シェルディア「ふ~ん。仕事中もアンジェリカって男を尻に敷くタイプなんだね」
アンジェリカ「ふん…馬鹿馬鹿しい。私は索敵範囲を広げてみるわ」
「シェルディア、あなたはしばらく口を閉じててね」
シェルディア「何だよ、威張っちゃって!」
アンジェリカ「そんな事もわからないの?少し頭を使えばわかることじゃない」
シェルディア「ごめんね、ボク。馬鹿なんだ!」
■結論
この程度は序の口です。
これからが本当の地獄です。
■本音
この時点での彼の行動言動にはツッコミ所が多いです。
が、シナリオとテキストが最低なので初回プレイではあまり気になりませんでした。
未プレイの人は「んなわけないだろ」とか思われるでしょうがマジです。
初プレイの時は記憶喪失の理由も勝手に妄想してました。
「アトリームとベザードでは敵のスパイが暗躍していた。スパイにバレないよう、確実に生き残り対抗策を練る必要があった。」
「ベザードに漂着した時に酷い目にあった。異星人であることは隠さないと危険。」
こんなこと感じの事を予想してましたが、答えは単純すぎて拍子抜けしました。
さて問題は次回。
あれのどこを褒めればいいんだろう?
「ミストさん2 名言のバーゲンセール編」へ続く。
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こうしてみると、序盤転移しまくりや分岐の激しさは、完全にZのシナリオの展開や筋をなぞってますね。
ライターはひょっとして手抜きするためにZから引っ張ってきたのでは?
テキスト内容には天と地ほどの差がありますが。
改めてやるとKはスパロボ学園に新版権と戦闘アニメ出すためだけに、まともに完成させないで発売させたということが、よくわかります。
バンナムかスタッフ、どちらの方針かはわかりませんが…
「ボクに話したんだからシェルディアにも話したと思った」
×シェルディアにも
○アンジェリカにも
では?
それは流石に無い。
そろそろデニオ氏が爆発しそうな悪寒。
ミストさんの悪口抜きで、
第一話の演出面で個人的にどうしても気になったのが、ミストさんの過去の戦いが判明するのがレヴリアスで戦った後だった事。
プロローグ的に過去の戦いを入れた方が、絶対にプレイヤーとしてはミストさんに感情移入できるし、より「封印されたロボットが復活した」という設定のカッコよさが引き立ったはず。
毎度コメントありがとうございます。
初回プレイでは文章をしっかり読まないと目立たない所もありますね。
2周目以降は色々とひどいです。
<<不幸な区鳥さん
心配していただき恐縮です。
一番面倒な作業はほとんど終わっているのでなんとかなると思います。
<<名無しさん1
Kはライターのおかげで全て台無しでした。
それ以外は文句無しなのに。
バンナムは発売直前にアンジェリカとセリウスの設定を変更してました。
開発現場になにかあった可能性は高そうですね。
<<猫の人さん
ありがとうございました。訂正しました。
<<名無しさん2
ミストさんは演出と台詞の悪さで全く感情移入できませんでした。
異星人で戦争経験ありというおいしいキャラなのに、それが全て悪い方向にいってましたから。
<<名無しさん3
<<なんか捻くれて見すぎのような…
無理矢理褒めたのでこうなりました。
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