ついにミストさん記事も10個目になりました。
いったい彼は何処に行こうとしているんでしょうか。
▼ミストが「さん」を付けられる理由
だってほら、呼び捨てされて友達だと思われるのはちょっと…
って場合もあるじゃないですか。
▼今回の概要
今回は33話前後編。
オリジナル、邪魔大王国です。
■今回のあらすじ
シェルディアルートです。
ルート分岐はベルリン→ソラシティ→竜宮島で進んでいます。
カギ爪組織と決戦。
ガズムとの決戦で隊長救出。
詳細は前回の記事「ミストさん9 大騒ぎしてるけどその展開はACE3でやりましたよね編」参照。
↓
(33話前編)
月面でル=コボルと戦う。
邪魔大王国が途中で乱入。
↓
(33話後編)
ラングーンの力を得た邪魔大王国との決戦。
↓
次回「ミストさん11 矛盾だらけの設定説明なんて読む価値があるのか編」に続く。
オリジナルの話が濃くなってきました。
■33話前編 妃魅禍、野望の果て・前編
▼ル=コボルが登場
ローサ「前方に巨大な熱源反応!
何かが出現します!」
つばき「まさか、妃魅禍!?」
柳生「いや、違う!
妃魅禍じゃないわ!」
身堂「な、何だ、あれは!」
コトナ「巨大なロボット…
いいえ、あれはロボットなんてもんじゃないわ!」
ラ・カン「イスペイル、ヴェリニー…
それにガズム!」
「奴らの機体が
全て合成されたような…」
早乙女「見るからに強そうだぜ…!」
ガラガ「図体がでかけりゃいいって
もんじゃねえぞ、この野郎!」
アンジェリカ「ミスト達が目を覚ましたわ」
エルリック「すまない、
迷惑をかけてしまっていたようだ」
シェルディア「みんな、心配かけちゃって
ごめんね!」
ミスト「ところで、さっきから鳴ってる警報はいったい…?
何で月にいるんです?」
エルリック「なにっ!?
あれはル=コボル!」
ルル「知っているんですか?」
エルリック「いや、私は知らん。
だが、私の記憶には確かに奴の事が刻まれている…」
「奴がイディクスのボスだ!」
ピュリア「知らないけど記憶にあるって、
いったいどういう事さ?」
エルリック「わからん。
だが、確かに記憶にあるのだ! そして、奴と私は…」
サコン「おそらくガズムの
記憶でしょう」
「体を乗っ取られていた時の記憶が
蘇ったんだと思います」
エルリック「…逃げた方がいい」
レ・ミィ「えっ?」
エルリック「奴はとんでもない力を持ってる。
私の記憶が確かならば、奴にはアトリームの総力をあげても…」
「い、今すぐここから…奴の近くから離れろ!
うっ! あ、頭が…」
アンジェリカ「お父さん! 大丈夫!?」
「ごめんなさい。お父さんの具合が
悪いみたいだから、医務室に連れて行くわ!」
ルル「お願いします」
アトリームの防衛組織は地球のそれより大規模。
そのアトリームの総力を上げてもル=コボルには勝てない。
ル=コボルはどんだけ強いんだ。
このマップで戦うル=コボルの搭乗機はグスタティオ。
アトリームでミストさんと接触したル=コボルの搭乗機(おそらくアルケウス)とは違うらしい。
ローサ「…通信が入ってきたわ。
たぶん、目の前のあいつからね…」
ルル「つないで下さい」
ル=コボル「我が名はル=コボル…。
地球人よ、聞くがいい…」
シェルディア「レ…レム!?」
ミスト「レムじゃないか!
そんな…馬鹿な!」
ル=コボル「ミストとシェルディアか。
久しぶりだね…とでも言っておこうか」
シェルディア「ボ、ボク達がわかるの?」
ミスト「ど、どうしてだ…?
ガズムの時とは違うのか?」
ル=コボル「私はお前達の知っているレムではない。
だが、レムでもある…」
ミスト「そうか、わかったぞ!
こいつはガズムと同じようにレムの体を乗っ取ってるんだ!」
レムが出て来て驚いたのは分かる。
でもさっき隊長助けばかりなんだから”乗っ取られている”という発想はすぐ出てくるはず。
というよりそれ以外の発想はまず出ない。
プレイヤーはイディクス同士の会話を既に見て知っているんだし、「そうか、わかったぞ!」とか言う必要がない。
ル=コボル「その通りだ。私はレムの
肉体に乗り移っている…」
「だが、ガズムのように憑代から追い出される事はない。
私はこの娘を意のままに操れる」
「その証拠に、私はレムの
記憶さえ完全に支配している」
「それ故、お前達の事を見た瞬間、
名前を口にする事ができた…」
シェルディア「レム…」
ダイヤ「イディクスのボス自ら現れたって
事は、そろそろお前らも後がなくなってきたみてえだな!」
ル=コボル「いかにもその通り…」
ガラガ「部下を全滅させられて、
仇を取りに来たってわけか!」
ル=コボル「いや、違う。
私は話し合いに来たのだ」
ローサ「話し合い…?」
ル=コボル「イスペイル達は別の形になりすぐに蘇る。
仇を取る必要などない…」
光司「す、すぐに蘇るだと!?」
ル=コボル「イスペイル達の『欠片』を回収して
再生すればいいだけの事だ…」
「だがそのためには一時とは言えレムのような
憑代が必要となる…」
ミスト「まただ。 『欠片』とか憑代とか…
お前達の言ってる事は理解不能なんだよ!」
ル=コボル「ミストよ、
お前にもすぐにわかる…」
「お前も憑代となる
資格を持っているのだから…」
ミスト「何だと!?」
ル=コボル「ミストとシェルディア
そして、ガズムが憑代としていたエルリックという男… 」
「それにもうひとり、その艦の中から
強い『欠片』の持ち主の存在を感じる… 」
「私はこの4人を我が同胞として
迎え入れるためにここに来たのだ…」
ミスト「俺がお前なんかの同胞になると思っているのか!
見くびるんじゃない!」
ル=コボル「…お姉ちゃん!
一緒に戦ってくれるよね?」
シェルディア「…ボ、ボクは…」
「俺がお前なんかの同胞になると思っているのか! 見くびるんじゃない!」
とのことですが、ミストさんも50ポイント100ポイントです。
▽ミストさん4 こんな屑に主人公としての価値があるのか?編より
ミスト「こんな星、守る価値なんかない! 俺はもう地球人のために戦いたくない!」
アンジェリカ「私が仮に神様だとしたら、地球人を守る価値なんてないと判断するわ…」
シェルディア「この艦を降りた後のミストは地球人を滅ぼそうとか思っちゃうよ。」
ミスト「惑わされちゃダメだ、
シェルディア!」
「確かに姿はレムかもしれないが、あいつはル=コボルなんだ!
奴の言葉に耳を貸すんじゃない!」
シェルディア「わかってるよ!
わかってるけど…」
「もしこの話を断ったら、戦うしかないんでしょ…?」
「せっかく再会できたのに… レムと戦うなんて…」
ル=コボル「悩んでいるようだな…
だが、私と戦いたくないのであれば選ぶべき道は一つではないか…?」
「お姉ちゃん! 私と一緒に行こうよ!」
シェルディア「ううっ…」
ミスト「シェルディア!
俺達はガズムから隊長を助ける事ができた!」
「レムだって同じだ。絶対に助けられる!
俺達の手で助け出せばいいんだ!」
サコン「ミスト君の言う通りです!
あなたの妹さんは助けられます!」
杏奈「あなたがル=コボルの側についたら
二つの地球の人達が全滅しちゃうかもしれないんだよ?」
「それでもいいの?」
ミスト「地球のために一緒に戦うって約束したじゃないか!
シェルディア!」
シェルディア「…そうだよね。たとえ戦ったとしても、
レムを助けられるよね…」
「それに、ボクがすべき事は…
ミストと一緒に地球の平和を守る事なんだよね!」
ダイヤ「その通りだぜ、シェルディア!」
ル=コボル「やはり話だけでは駄目か…。
ならば力ずくでお前達をねじ伏せ、憑代を奪い取るまで…!」
ザイリン「やはりな…。
話し合いなどと言っておきながら、結局は力に物を言わせるわけか…」
甲児「お前の手下を3人も倒した俺達に
勝てると思ってるのか!?」
ル=コボル「イスペイル達はしょせん私の一部…。
私の力には遠く及ばない…」
「奴らを倒したからといって、
私に勝てると思うな…!」
ノーザ「何が遠く及ばないだ。
そういったつまらん大口を叩く奴が強かった試しはない!」
ダイヤ「いい事言うぜ、ノーザ!
ルル! 出撃命令をくれ!」
ルル「わかりました。
総員、発進準備!」
ミスト「了解!
シェルディア、戦えるな?」
シェルディア「もちろん! 戦えるよ!」
ミスト「ソルヴリアス・レックスの力で
隊長の体からル=コボルを追い出そう!」
シェルディア「うん!」
シェルディア(レム…絶対助けるからね!)
大事な場面でとんでもない誤植。
これは誤植っていうレベルじゃない。
ダイヤ「その通りだぜ、シェルディア!」もちょっと気になる。
シェルディアは総士にも呼び捨てにされたりしている。
ダイヤも総士も基本的に年上はさん付けのはずなんだけど。
▼月面で戦闘開始
ミスト「ル=コボル! 俺達はお前を倒し、
二つの地球の未来を勝ち取ってみせる!」
ル=コボル「ミスト兄ちゃん。 私を殺す気なの…?」
ミスト「レ、レムの声色を使うな! 卑怯だぞ!」
ル=コボル「ベザードでの戦いを思い出して…。
お兄ちゃんは絶対にこの星を守るって出撃したんだよね…?」
「私はお兄ちゃんを信じてたのに、
私はベザードと一緒に…」
「イディクスが助けてくれなかったら、
私はもうこの世にいないんだよ?」
ミスト「うっ…」
ル=コボル「お姉ちゃん! ミスト兄ちゃんを止めて!
戦うのをやめさせて!」
「また3人で仲良く暮らそうよ!」
シェルディア「レ、レム…」
ミスト「こ、こいつの中身はレムじゃない!
姿と声に惑わされちゃダメだ!」
シェルディア「わかってるけど… でも…」
ミスト(ル=コボルは俺達に精神的な
揺さぶりをかけてきてる…)
(あまり長引くとシェルディアはもちろん
俺も参ってしまう…!)
(合体して戦うならなおさらだ。
早めに決着をつけななくちゃ…!)
剣児「ル=コボルって奴の機体以外、
おなじみのザコばっかりじゃねえか。こいつは楽勝だぜ!」
つばき「そんな事言って、
油断してると足をすくわれるわよ!」
剣児「わかってるって!
さっさと片づけちまおうぜ!」
イディクスがどうやってレムを助けたのかは最後まで不明。
エルリック隊長は行動不能になったレヴリアスごと回収された。
▼敵会話
▽オリキャラvs.ザコ敵
ミスト「俺はレムを助ける。
そして地球の未来を守るんだ!
お前らザコに用はない!」
シェルディア「…どうしてレムが敵のボスなの…?
絶対にレムを助けなきゃ!
レム、今行くから待っててね!」
アンジェリカ「…ミストとシェルディアは
何度も私を力づけてくれた…」
「だから今度は私がふたりを
力づける番だわ!」
▽オリキャラvs.ル=コボル
ミスト「いいか、ル=コボル!
お前がレムの体に居座っていられるのもあと少しだけだからな! 覚悟しろ!」
ル=コボル「フッ…。お前がやろうとしている事は
わかっているぞ」
ミスト「なにっ?」
ル=コボル「だがそれは無意味だ。
今にそれがわかる…」
ル=コボル「お姉ちゃん!
どうしてなぜ私と戦うの?
レムの事が嫌いになったの?」
シェルディア「違う! ボクはレムと戦いたくない!
でも、お前はレムじゃない!」
「お前をレムの中から追い出して、
レムを助け出すんだ!」
アンジェリカ「あなたもガズムのように
他人の体に乗り移ってるのね!」
ル=コボル「その通りだ。だが私はガズムとは違う。
この肉体から引きはがされるような失敗はしない…!」
アンジェリカ「その体はシェルディアの妹さんの体なのよ!
さっさと出て行きなさい!」
リグレット・バスターを撃つがル=コボルには効かない、っていう展開は予想通りだった。
ベタ過ぎるので別にル=コボルの挑発で引っ張らなくても良かったと思う。
▽版権キャラvs.ル=コボル
甲児「お前が全ての元凶か!
お前を倒して地球に平和を取り戻してやる!」
ル=コボル「…ほう。シンプルな構造のロボットだが
なかなかのポテンシャルを持っているな」
「私の部下になれば
いい働きをしてくれそうだ…」
甲児「見くびってもらっちゃ困るぜ!
この兜甲児様はな! 絶対に悪の手先なんかにゃならねえぜ!」
ル=コボル「お前がスーパーコーディネーター…
キラ・ヤマトか」
「だが、どれだけ遺伝子を操作しようとしょせんお前達は不完全な生命体…。
自分達の無力を思い知るがいい!」
キラ「僕が何だったとしても関係ない!
僕はお前を討つ!」
何故かこの二人だけ会話有り。
▼ル=コボル撃破
ル=コボル「なるほど…。さすがイスペイル達を
倒しただけあって、それなりの力は持っているようだな…」
甲児「ようやく気づいたか!
土下座して謝れば、許してやらない事もないぜ?」
ル=コボル「寝ぼけた事を言うな。
言ったはずだ。お前達など私の力に遠く及ばないと…!」
「今からそれを証明してやろう」
ヴァン「何だと!?」
ル=コボル「ミストよ!
私にリグレット・バスターを撃ってみろ」
ミスト「な、何だと!?」
ル=コボル「おそらくお前はリグレット・バスターで
レムの肉体を奪い返そうと考えているのだろう?」
ミスト「うっ…」
ル=コボル「図星のようだな…。
だが、そんなものなど私には無意味だ」
「イスペイル達には通用したかもしれんが、私には効かぬ。
それを思い知らせてやろう」
ミスト「な、何だと…!」
ル=コボル「お姉ちゃん!
もし効かなかったら…私と一緒に行こう!」
シェルディア「レ、レム…」
ミスト「ル=コボル!
シェルディアを惑わすんじゃない!」
「シェルディア! 合体だ!」
シェルディア「う、うん!」
ミスト「お望み通り、俺達の心の力を
ぶつけてやるぞ、ル=コボル!」
「お前をレムの体から追い出してやる!
いいか、シェルディア!」
シェルディア「うん!」
剣児「っしゃあ!
ぶちかましてやれ!!」
ミスト「うおおおおっ!」
リグレット・バスターをするが全然効かず
ミスト「ぐわああっ!」
シェルディア「きゃああああっ!」
シン「何だ!?
効かなかったのか!?」
サラ「どうして!?」
ル=コボル「…どうした。
私を追い出すのではなかったのか?」
ミスト「くっ…。
ど、どうして効かないんだ…!」
ル=コボル「…未熟者どもめ。
レムが失望しているぞ」
「お前なら、私を倒せると、
わずかな望みを抱いていたからな…」
ミスト「な、何だと…?」
ル=コボル「言ったはずだ。
私はレムの記憶を完全に掌握していると…」
ミスト「レ、レム…!」
ル=コボル「シェルディアよ。 私と共に来い。
レムもそれを望んでいる…」
シェルディア「レムが…望んで…」
ミスト「ダ、ダメだ、シェルディア…!
そいつの言葉に耳を貸すな!」
ル=コボル「黙れ、ミスト。
これはシェルディアが決めた事だ」
「さあ、どうするかね、
シェルディア?」
シェルディア「ボ、ボクは…」
さっきも書いたけど、展開が予想範囲内でベタ過ぎる。
▼ル=コボル撤退 邪魔大王国登場
邪魔大王国が来てル=コボルが撤退する。
ル=コボル「…つまらん邪魔が入った。
地球人どもよ。 今日の所は見逃してやる」
「今の戦いで、自分達の無力さを思い知ったはず…。
次にあった時がお前達の最期だ…」
ミスト「な、何を偉そうに…!」
ル=コボル「シェルディアも
答えは次に会った時に聞かせてもらう」
「ただし、地球に残された時間はわずか…。
迷っている時間はないぞ…」
シェルディア「………」
ル=コボル「ではまた会おう…」
ミスト「ま、待てー!!」
阿麿疎「あの野郎、シッポ巻いて逃げやがったぜ!」
壬魔使「俺達があんまり強そうなんで
恐れをなしたに決まってる!」
阿麿疎「でもまあ、これで心おきなくジーグの野郎と戦えるってもんだぜ!
思う存分叩きのめしてやる!」
ル=コボルはこう言ってますが、グスタティオは普通に撃破出来ます。
防御が低い機体はマップ兵器でやられたりしますが、それほど強くありません。
▼邪魔大王国を撃破
剣児「よっしゃ!
邪魔大王国の連中を全部片づけたぜ!」
つばき「…でも、ル=コボルには
逃げられてしまったわ」
セレーネ「追跡できなかったの?」
サコン「残念ながら…」
ラ・カン「物言いから察するに、
奴は自分の力に絶対の自信を持っている」
「我々が邪魔大王国を退けたと知れば、また挑戦して来るに違いない」
ゴオ「黙っていても向こうから来てくれるって事か…?」
ダイヤ「奴らの目的なんて二の次だ!
ボスが出てきたんなら、今度は絶対にやっつけてやるぜ!」
ミスト「お、俺達の心の力が… 通用しなかった…」
シェルディア「レム…」
アンジェリカ「ミスト!シェルディア! しっかりして!」
「まずいわ…。
ふたりとも精神的に大きなショックを受けているわ…」
カガリ「とにかくみんな、艦に戻るんだ。
態勢を立て直して、次の作戦を考えよう」
磁偉倶「…ああ、そうだな。 いつまた敵が出て来るかわからない。
今のうちに補給をしておこう!」
この部分だけを見ると、ミストさんとシェルディアは相当ショックを受けているように見える。
▼大空魔竜/ブリッジ
ミスト「レムがル=コボルに
体を乗っ取られたなんて…!」
シェルディア「ボク、アンジェリカの事、
かわいそうだと思ってたけど、心のどこかで他人事だって思ってた…」
「でも今は違うよ。
アンジェリカの苦しみが よくわかる…」
ミスト「しかも今度はレムの記憶を しっかり持っていた。
隊長の時以上にタチが悪いぜ…!」
ロン「まさかここまで露骨に精神的な揺さぶりをかけて
くるなんてねえ…」
ゲイン「おい、ミスト。
大丈夫だとは思うが… 寝返ろうとなんてするなよ」
ミスト「も、もちろんです!
あいつはレムの名を騙る悪党です! な、シェルディア?」
シェルディア「う、うん…」
ミスト「おいおい、しっかりしてくれよ。
まさか、レムの言葉にグラッと来てるんじやないだろうな?」
シェルディア「大丈夫。ただ、ちょっと
混乱してるだけだから…」
ジョシュア「でも、肝心の攻撃も効きませんでしたし…」
シェルディア「!!」
レ・ミィ「ちょ、ちょっとあんた!
このタイミングでそんな事を言うんじゃないわよ!」
ミスト「き、気にするな、シェルディア!
さっきは調子が悪かっただけだ!」
「今度はきっとレムを助け出せるさ!」
シェルディア「…………」
「ごめん。
ちょっとひとりにさせて…」
シェルディアが退室
ミスト「シェルディア…」
静流「行ってあげた方がいいんじゃない?
妹さんとの事は私達じゃわからないし…」
ミスト「…そうですね。
行ってきます!」
ミスト退室
カルメン99「ちょっと!
空気を読みなさいよ!」
ジョシュア「え? 僕、何か悪い事言いました?」
レイ「たとえ事実だとしても、時と場合を
考えて発言しなくてはいかんぞ…!」
コトナ「あなたって、ホントに
常識がないわね…!」
セイジュウロウ「馬鹿め…」
杏奈「大丈夫かしらね、あのふたり…」
ゴオ「アンジェリカの問題が片づいたと思ったら、
また同じような事が起こるとはな…」
カルメンとレイの言う事も正しいが今の状況はかなり特殊。
転移のゲートが開きっぱなしで二つの地球が約20万kmに接近している異常事態。
満ち潮引き潮が地球から約38万km離れた月の影響なので、地球の海は大変な事になっていると思われる。
この現象を起こしたイディクスを倒すためにすぐにでも対策を考える必要がある。
「リグレット・バスターがル=コボルに効かなかった」という事実から目を背けている時間は無い。
つまり、ジョシュアは結果的に空気と状況を読めている。
と思うんだけどどうだろう。
あと、セイジュウロウはセリフの7割くらいが「馬鹿め…」なのもなんとかしてくれ。
ガラガに「馬鹿め…」って言ってたけどここまで多くはなかった。
▼大空魔竜/通路
スーパー廊下タイム。
ミスト「待ってくれよ、
シェルディア!」
シェルディア「…ひとりにさせてって言ったでしょ!」
ミスト「ひとりで考えたって滅入るだけだよ。
つらい事があるなら言ってくれ」
シェルディア「…ボクもできるならそうしたいよ。
でも今日は、ひとりで考えさせてお願い…」
ミスト「えっ?」
シェルディア「あれはレムじゃない…。 戦わなきゃならないってわかってる。
でも、あれはやっぱりレムだよ!」
「死んだと思ってたレムが
生きててくれて…ボクの名前を呼んでくれたんだ!」
ミスト「お、おい…お前…」
シェルディア「大丈夫だよ。次の出撃までには気持ちの整理をつけるからさ。
ボクを信じて…!」
ミスト「…わかった。
でも、どうにもならない時は、俺に言っててくれよ」
「相談相手くらいにはなれるからさ…」
シェルディア「うん。ありがと…!」
ミスト「大丈夫かな、あいつ…。レムの事、ものすごく心配してたからな…。
お転婆に見えて、繊細な所もあるし…」
「でも、あんまり出しゃばると、あいつは意固地になるからな…。
あ~、女の子って難しいなぁ…」
アンジェリカ「何が難しいのかしら?」
ミスト「うわっ!
驚かすなよ、アンジェリカ」
アンジェリカ「あなたがぼんやりとしてるからいけないんでしょ?」
「シェルディアの事を考えてたの?」
ミスト「ああ…。
かなり悩んでるみたいだからさ…」
アンジェリカ「ル=コボルの体って、本当に
シェルディアの妹さんなの?」
ミスト「ああ。ベザードの消滅と一緒に
死んだとばかり思ってた…」
アンジェリカ「まさか、シェルディアまで
私と同じような事になるなんてね…」
ミスト「とんでもない話だよな…」
アンジェリカ「シェルディアの気持ち、よくわかるわ…」
ミスト「あいつも君の気持ちが
わかるって言ってたよ」
アンジェリカ「そう…。
それで、ミストはどうなのよ?」
「あなたにとっても
一緒に暮らした家族みたいな存在なんでしょ?」
ミスト「正直、動揺してるよ。
『私を殺す気?』なんて言われたんだ。 ドキッとしたよ…」
「でも、今は何とか落ち着きを取り戻したよ…」
アンジェリカ「ずいぶん立ち直りが早いのね」
ミスト「だって、隊長と同じ方法を使えば、助けられる事がわかってるからね。
特に心配してないよ」
アンジェリカ「でもさっき、失敗したじゃない?」
ミスト「…そうなんだ。俺がレムを
助けたいって気持ちは隊長の時と同じ…」
「いや、比べるのはよくないな。
とにかく全力で撃ったつもりだったのに…」
ミスト「お、俺達の心の力が… 通用しなかった…」
シェルディア「レム…」
アンジェリカ「ミスト!シェルディア! しっかりして!」
「まずいわ…。
ふたりとも精神的に大きなショックを受けているわ…」
↓
ミスト「だって、隊長と同じ方法を使えば、助けられる事がわかってるからね。
特に心配してないよ」
「精神的にショックを受けているが特に心配していない」ってどういう心境?
アンジェリカ「まさか、シェルディアまで
私と同じような事になるなんてね…」
ミスト「とんでもない話だよな…」
なんか他人事みたいな言い方だ。
アンジェリカ「だからシェルディアは
あんな悲しそうな顔をしてたのね」
「もしかしたら、妹さんを
助けられないんじゃないかって…」
ミスト「そんな不吉な事を言うなよ!
シェルディアは隊長を助けてくれたじゃないか!」
「仲間として、もう少し発言には気を使ってくれ!」
|/:./:.:イj:.リ:.八:.リ j:.i| \_____________
|:./≧x、lハj _,,リ≦二イ:.j| ミスト
|∧ぐセオ} 弋ダノイ.| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| .ハ j /イ | 「仲間として、もう少し発言には
| .八 <、 /イ| 気を使ってくれ!」
| ト、:ヘ 、_ _ , /イ .|
|./リ;;;\ - ′..|
|.//;;;;;;;;ヘ ./ / | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
なんだろう、腹の底から沸き上がってくるこの感じは。
アンジェリカ「そ、そんなに怒らなくてもいいじゃない…
悪かったわ、変な事を言って…」
ミスト「あ、いや。
俺も怒鳴ったりして悪かった…」
「落ち着いたつもりだったけど、
やっぱりまだ動揺してるのかな…」
アンジェリカ「無理もないわよ…。
冷静でいられる方がおかしいと思うもの…」
ミスト「ところで隊長は?」
アンジェリカ「医務室で検査を受けてるわ。
頭の中に自分の知らない記憶がワーッと湧き上がって来て…」
「頭の中が混乱しちゃったんだって…」
ミスト「サコン先生の話だと、ガズムの
記憶が蘇ったんだろうって…」
「だとすると、隊長の記憶の中には、
ル=コボルを倒すのに役立つ情報が隠されているかもしれないな…」
アンジェリカ「体調はまだ本調子じゃないみたいだけど
協力してもらうしかないわね…」
ミスト「大丈夫だ。隊長なら少しくらい
調子が悪くたって大丈夫さ!」
アンジェリカ「うん、そうだね。
鬼と呼ばれた隊長だもんね」
ミスト「この戦いが終わったら、俺と君と隊長とシェルディアで
おいしい物でも食べに行くか」
アンジェリカ「シェルディアも一緒なの?」
ミスト「何だ、嫌なのか?」
アンジェリカ「せっかくお父さんが助かったんだし…」
「アトリームの頃を思い出して、3人で食事しましょうよ。
私が作ってもいいわよ?」
ミスト「まあ、それでもいいけどさ…」
アンジェリカ「これからお父さんの所に
戻るんだけど、ミストも来ない?」
ミスト「ああ、行こう。
隊長の容態も心配だし…」
アンジェリカ「じゃあ、行きましょう」
■33話後編 妃魅禍、野望の果て・後編
▼荒之皇を見て
剣児「何だ、あれは!」
ミスト「真っ黒い…悪魔みたいな化け物…!」
ラ・カン「何と禍禍しい…」
こういう時こそ「うわっ! 化け物!」でしょう。
こっちの方が明らかに化け物でしょうに。
▼剣児暴走
剣児「つばき! 何をする気だ!」
つばき「中に入って妃魅禍を止めるの!」
剣児「無茶すんじゃねえ! つばきっ!」
カガリ「そうだ!
ひとりで先走ってもいい結果にならないのはわかってるだろ!?」
つばき「これは私にしかできない事なの!」
妃魅禍「小娘が…。勝手な真似はさせん! やれっ!」
荒之皇「グオオオオオッ!」
ビッグシューターが爆発。
剣児「つばきーーーっ!!
お、おのれ…うわああああああっ!」
磁偉倶「剣児! 落ち着け!」
ルル「いけない! 剣児さん!
悪しき心に支配されては…!」
ミスト「俺のピンチを何度も
見てきただろ!?
落ち着いてくれ、剣児君!!」
剣児「よくも…よくも…つばきをーーーっ!」
シン「駄目だ、あいつ…!」
全然俺達の声が耳に入ってない!
剣児「ぐわあああああっ!」
同じ命令無視の行動でも「挑発に乗って」と「大切な人を失って」ではプレイヤーへの印象はかなり違う。
一騎にも似たような事を言ったし、ミストさんは自分を反面教師にしてアドバイスすることが好きらしい。
磁偉倶「剣児!
おのれを見失うな! 剣児ーーっ!」
剣児「ぐわあっ!
ぐわあああああっ!」
ミスト「ジ、ジーグが黒い化け物に
取り込まれてしまった!」
ダイヤ「悪魔みたいな化け物の全身が炎に包まれて…」
ピュリア「ありゃあ、この世のもんじゃねえぜ!」
磁偉具「剣児! しっかりしろ! 俺の声が聞こえるか!」
剣児「ぐおおおおっ!」
磁偉具「ぐわあああっ!」
甲児「宙さんっ!」
リー「宙さんのジーグが吹っ飛ばされた!」
ムウ「おい、剣児! 俺達は仲間だ! わからないのか!」
剣児「ぐああああっ!」
ムウ「ここまで来て、味方となんて戦いたくないぜ、俺は!」
マリュー「ミスト君、何とかならない!?」
ミスト「…駄目です、剣児君の心
そのものを消すことになってしまうかもしれません!」
ゲイン「どうすりゃいいんだ…!
汚れ役なら嫌々引き受けてもいいが、そういう状況でもないだろう…!」
カノン「私は剣児とも一緒にいたい…!」
「みんな一緒でなければ意味がない!」
ソウタ「そうだよ!
助けられるなら助けてあげないと…!」
リグレット・バスターはイディクスのような精神体だけではなく、場合によっては人間の心も消せるらしい。
なんて恐ろしい兵器だ。
▽荒之皇撃破 ザコが残っていた場合
剣児「悪霊の塊をやっつけたぜ!」
磁偉倶「これで妃魅禍は最大の守りを失った!
もはや裸も同然だ!」
ミスト「一気に攻め落としましょう!」
司馬「あわてるな、このおっちょこちょいめ!」
ミスト「し、司馬博士!」
司馬「お前達の戦いぶりは
ミネルバからしっかり見とるんじゃ!」
「まだ敵が残っとるだろう!
そいつらを倒してからにせんか!」
ミスト「は、はいっ!」
もう終盤なのに怒られてばっかだ。
▼敵全滅後
剣児「つばき、今行くぞ!」
ミスト「あっ! 剣児君!
ひとりじゃ危険だ!」
剣児「今、つばきがひとりで戦ってるんだ!
俺が行ってやらなきゃダメなんだ!」
剣児が消える
ミスト「ああっ!
俺達も突入しましょう!」
司馬「いや、待つんじゃ!」
ミスト「えっ!?」
司馬「ここは剣児とつばきに任せるんじゃ!」
ゴオ「どうしてです、司馬博士!
ふたりだけじゃ危険すぎます!」
司馬「妃魅禍を再び封印するのは、
剣児とつばきの使命…いや、宿命なのじゃ…」
「あのふたり以外、ここから先へ
踏み込んではならん!」
杏奈「そんな…どうして…」
美和「今はふたりの無事を祈るしかないのです。
ふたりが使命をまっとうして戻って来るのを待ちましょう…」
ミスト(ふたりの使命って、いったい何なんだ?
剣児君…つばきちゃん…無事でいてくれよ!)
ミストさんが艦内の会話で多めなのはまだ良いとして、版権作品の重要イベントに出しゃばりすぎるのは良くない。
▼戦闘終了 大空魔竜
ローサ「大銅鐸から高エネルギー反応!
大銅鐸が消滅していきます!」
司馬「剣児! つばきーーーっ!」
宙「あいつら…」
美和「自分達ごと妃魅禍を
封印したと言うの…!?」
ダイヤ「剣児さーんっ!」
杏奈「つばきちゃん!」
甲児「鏡…!」
ローサ「大銅鐸、完全に消滅しました…」
ミスト「さ、3人は? まさか、大銅鐸と一緒に…? 」
アンジェリカ「…そんな。いくら妃魅禍が倒せても、
これじゃ犠牲が大きすぎる!」
司馬「剣児もつばきも鏡も…
これが宿命だったんじゃ…」
「銅鐸の力を受け継ぐ者として…
はるか太古の時代から定められた…」
コトナ「宿命が何よ!
宿命だからって、そのために死ぬなんて間違ってるわ!」
ローサ「待って! 大銅鐸の消失地点に
小さな熱源反応を感知したわ!」
ルル「スクリーンを拡大して下さい!」
ミスト「ああっ! あれは…!」
ゴオ「雷鋼馬じゃないか!」
ローサ「3人の生命反応を確認!」
ダイヤ「やった!
3人とも無事だよ!」
ガラガ「あいつら、心配させやがって!」
ルル「3人を迎えに行きましょう。
大空魔竜、前進!」
状況だけ見て死んだとかいうのはいい加減辞めて欲しい。
「3人ともきっと生きてます! すぐ捜索隊を出しましょう!」とか言えないのか。
この時の会話に居た人達はミストさんの死亡扱いに関わった人ばかり
ミストさん:アンジェリカ、シェルディア、コトナを死亡扱いした。
アンジェリカ:ミストさんに死亡扱いされた。
コトナ:ソラシティルートでミストさんに死亡扱いされた。
ダイヤ「お帰り! 剣児さん!
つばきさん! 鏡さん!」
さやか「3人とも無事でよかったわ!」
剣児「おう! 一時は俺達も
封印されちまうんじゃないかと思ったけどさ」
つばき「想いの力が奇跡を呼んだみたいです」
鏡「ラングーン…いや、大銅鐸も
妃魅禍とともに消滅しました」
「再び妃魅禍が復活する事は
ないでしょう」
司馬「うむ、よくやったぞ!
剣児、つばき、鏡!」
剣児「へっ、わざわざ俺達を
ほめるためにミネルバから来るなんて、ジジイも暇人だな!」
司馬「馬鹿もん!
それだけだと思っとるのか!」
剣児「え? ち、違うの?」
司馬「まったく…!
鏡に届け物があったんじゃ!」
剣児「なんだ、だったらさっさと言えよな」
司馬「ふん…!」
「…鏡、これで今しばらくは
もつはずじゃ」
「銅鐸の力を分析して作り上げた
薬じゃ。大銅鐸の力が明らかになった今、改良版を作ることも夢ではない」
「フェストゥムやインサニアウィルスのデータも手に入った今ならおさらじゃ。
安心して戦ってこい!」
鏡「ありがとうございます…。
今一度、この命を地球のために捧げます」
剣児「…しっかし、鏡が宇宙人だったなんてな。
ビックリしたぜ!」
静流「えっ? 鏡君って宇宙人なの?」
鏡「そ、そんなわけないじゃありませんか。
こいつが寝ぼけて夢でも見たんですよ」
つばき「そ、そうよ!
つまらない夢の話なんかするんじゃないわよ!」
剣児「い、痛ってえな! 何すんだよ!」
美和「剣児は想像力がたくましいようね…」
司馬「まったく、高校生にもなって、幼稚な奴じゃな!
あっはっは…」
剣児「何だよ! よってたかって
ごまかしやがって!」
「わーったよ! 黙ってりゃいいんだろ!」
宙「フッ…」
鏡は原作では正体を剣児に見せて死亡。
剣児達の高校では「鏡は転校した」ということになっており、宇宙人だという事はビルドベースの人しか知らない。
この部隊に宇宙人はオリジナルとダンガイオーチームが既にいる。
差別したり混乱したり事も無いだろうから隠す理由が無い。
隠した理由を色々考えたが
1:「故郷の惑星が滅んで地球に流れ着いた」ということで「いやあ、俺達は似たもの同士だったんですね」とか絡んでくる人が面倒だった。
2:鏡生存以外は原作に準じた。
3:そういうクロスオーバーを想定していなかった。(シナリオ担当が)
スパロボKだからあんまり深く考えてもしょうがない。
▼戦闘終了 隊長からイディクスの詳細を聞く
ミスト「…これで妃魅禍もやっつけた。
残るはル=コボルだけだ!」
サコン「ル=コボルと戦う前に、
奴に関する情報をエルリックさんから聞きたいと思うのですが…」
フランクリン「彼の脳に負担がかからない
範囲なら構わない」
「いきなり脳の中にあふれ出した
他人の記憶だ。整理するのは大変だろうからな…」
サコン「わかっています。
危険を感じたら、いつでもドクターストップをかけて下さい」
ルル「カガリさんがアークエンジェルで待っているそうですから、
皆さん、移動をお願いします」
フランクリン「わかった。ではエルリックさんを
アークエンジェルへ連れて行こう」
ローサ「みんなは10分後に
アークエンジェルのブリッジに集合して。いいわね」
ゴオ「了解!」
シェルディア(…いよいよル=コボルと
戦う時が来るんだ…)
ミスト「シェルディア」
シェルディア「…えっ? なに?」
ミスト「俺、考えたんだけど…
最後まで諦めちゃ駄目だと思うんだ」
シェルディア「 …どゆこと? 」
ミスト「剣児君達の話を聞いただろ?
想いの力はどんな物よりも強いって」
シェルディア「うん…」
ミスト「俺達の想いの力だって、
きっと奇跡を起こせると思うんだ」
シェルディア「そうかな…?」
サコン「ええ、そうですとも!」
ミスト「サコン先生!」
サコン「前回の戦いで、おふたりはル=コボルの言葉によって、
心をかき乱されてしまい…」
「お互いを信頼しあう心や思いやりの心の強さが
著しく低下してしまった…」
「その結果、クリスタル・ハートの力を
半分も出せていなかったのです」
ミスト「そうか!
だからリグレット・バスターが通用しなかったんだ!」
サコン「ル=コボルは、何らかの方法で
クリスタル・ハートに秘められた力の事を知り…」
「その力を恐れているのかもしれません」
シェルディア「ル=コボルがクリスタル・ハートを
恐れている…?」
サコン「だからこそ、あなた達に精神的な
揺さぶりをかけ、クリスタル・ハートの力が半減するように仕向けたのでしょう」
ミスト「俺達が心から信頼し合えば、
クリスタル・ハートの力はもっと大きくなるはずなのに…」
「ル=コボルに心を揺さぶられてそれができなかった…」
シェルディア「だからレムを助けられなかったんだね。
ル=コボルめ…何て卑怯なんだ!」
ミスト「俺とシェルディアはもっと強い意志を持って、
お互いを信頼しなくちゃ駄目なんだ」
「剣児とつばきちゃんのように…」
シェルディア「そうすれば、レムを助けられるんだね!」
ミストさん「最後まで諦めちゃが駄目だと思う」
これは当然の事でわざわざ言う事じゃない。
シェルディア「…どゆこと?」
元々そういう言葉遣いだったり、ここがギャグパートならともかく
妹の命が掛かっている場面でこんなふざけた返事は出来ないだろう。
アンジェリカ「ふたりなら、きっとできるわ。
だって、ふたりの力でお父さんを助けてくれたじゃない!」
シェルディア「アンジェリカ…」
アンジェリカ「ちょっと悔しいけど、あなた達なら絶対できるわ。
自分達の心のつながりを信じなさい!」
ミスト「ああ。ありがとう、アンジェリカ」
シェルディア「剣児君とつばきさんの想いの力が
妃魅禍を封印したように…」
「ボク達の想いの力でレムを助け出す。
ボク達にはそれができる!」
「ウィルスに侵されても、杏奈ちゃんやボク達のために意識を保ち続けた猿渡さんや…」
「エレナさんを想い続けて逆転したヴァンさんみたいに…」
ミスト「そういう事!」
「ソルヴリアス・レックスの力で俺達の想いをぶつけてやるんだ!
そして、レムを助け出そう!」
シェルディア「…うん!」
サコン「さあ、エルリックさんの話を聞きに
アークエンジェルへ行きましょう」
ミスト「はいっ!」
アンジェリカとシェルディアの戦いはとりあえず決着。
この二人は仲良くする数少ない場面。
■結論
その誤植はない ありえない。
■本音
ミストさんには「住んでいた惑星が二度も滅ぼされた」という過去があります。
誰よりも仲間を失う悲しみを知っているはず、なのにそういう感情に対してはありえないくらい鈍感で「死にました」発言が多いです。
同化した甲洋に対する総士の言葉ではそういう部分も見せたけど、あれは総士の仲間を大切に想っての言葉でした。
その想いを読み切れなかったミストさんに総士を否定する権利はありません。
さらにミストさんの心境はプレイヤーには理解出来ない上に今回はミストさんの言動自体も前後で食い違っています。
元々酷いシナリオですが、後半でさらに酷くなっています。
次回「ミストさん11 矛盾だらけの設定説明なんて読む価値があるのか編」に続く。
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アトリームと一緒に全部なくなっちゃいました。
誤植じゃなく確信犯かと疑っちゃうよ・・・・・・
あと、ジョシュアの発言云々は同感。つーより、ライターが嫌いなのか作中のジョシュアの叩かれ方は異常だと思います。
そんな馬鹿な葛藤があったりなかったり。
変な話題な上変な誤字かましてすいません。
ミストさん達の会話三割くらい減らして版権NPCの見せ場に充てるべき
あれ?俺の持ってる攻略本の資料集には
「パイロットの精神の興奮をおさめることなどもできる」って書いてあったような気がするんだけど…
オリジナルの設定すら理解してないようですねKMNさん。
事実ではあるが「じゃあどうする、どうしたい」の部分がすっぽり抜け落ちているのが問題だと思う。
もっともこれに続くセリフなんて「だからもう助けるのは無理です」という趣旨のものしか考えられないが、
原作のジョシュアならばこんな考え方はまず有り得ないわけで…。
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